学習態度を改めよう

早いもので、MBAのファーストタームが終わった。

この3ヶ月間、6年ぶりに学校に通い講義や試験を受けた。学校の懐かしい気分を味わった一方で、自身の学習意欲と学習態度にギャップを感じた。この機会に、自身の学習態度を振り返り、改めようと思う。

まず、私の学習遍歴を簡単に振り返ろう。

小学生や中学生の頃は部活動に集中していたこともあり、勉強時間が少なかった。授業もろくに聞かずにふざけてヘラヘラしていた気がする。それでも、試験前に少し勉強をすれば学年トップクラスの成績が取れていた。嫌味なガキである。

高校でも授業を聞かずにフラフラしていたため、いい成績が取れなくなった。大学に進学するつもりだったので、勉強しなければと焦った。そこで態度を改めて授業を真面目に聞くようになれば優等生になっていたのかもしれないが、ひねくれ者の性である。私は全く教師を頼らず、自力でなんとかしようと独学を始めた。相変わらず授業は全く聞かず、独学の内職ばかりをしていた。教師からしたら、実に生意気なガキである。

大学受験をターゲットに自分のペースで勉強していたため、授業の進度を完全無視していた。そのため、実力テスト以外の成績は壊滅的であった。化学の期末テストで100点満点中5点しか取れず学年最下位になってしまったこともあった。紆余曲折あったが、本番までに仕上げるところが憎い。蓋を開ければ、旧帝国大学に合格し、結果オーライだった。この学習スタイルを「唯我独学」と名付けよう。大学時代は大学院合格のため、社会人時代はMBA留学のため、この学習スタイルを続けている。

さて、つらつらとこれまでの学習遍歴を述べてきた。何を言いたいのかというと、私の基本的な学習スタイルは「唯我独学」であり、そのためにはモチベーションのコントロールが不可欠ということである。

私にとって「唯我独学」は諸刃の剣である。まず、長所としては自身が納得するに足るゴールを設定すれば、意識高く自力で学習を進めることができる点である。この学習スタイルはいかに成功体験を積むかが重要で、私の場合は大学受験や大学院受験、MBA受験で成功体験を積んできた。このスタイルは必ずしも学習が義務ではない社会人にとって、非常に重要である。

一方で、学校などの講義が提供される場合は分が悪い。私の場合、そもそも講義というスタイルに適応できていない。講義を聞いていても、「自分で調べればいいや」と思ってしまうし、理解に時間がかかるため聞き流してしまうことが多い。私にとって、自分のペースで学習を進めることが大切なのである。とは言っても、講義をきちんと聞いて、質問して復習する方が効率いいに決まっていることは分かっている。それに、今自分は講義を受けられる環境にいるので、いかに講義に慣れて即座に消化できるようにするか改善する必要がある。

そして、最も重要なのは学習に対する「モチベーション」だ。「モチベーション」のコントロールはいつだって難しい。入学試験や資格の取得はゴールや期間が明確なのでわかりやすい。しかし、MBAの講義には明確なゴールがないので「モチベーション」のコントロールが難しい。MBAの講義のなかで、学習欲はあるのになぜかやる気が出なくなることがある。

何故なのか考えてみたところ、学ぶ内容が自分にとって「リアル」でないからだと感じた。例えば、ある講義で「グローバルチームのマネジメントにおける困難をどのように克服するか」についてディスカッションしたことがあった。私は過去のプロジェクトで似た経験をしていたため、実体験をもとにディスカッションに参加し、「そうそう、そこが難しいんだよね」、「なるほど、その視点はなかった」とリアルな学びがあった。一方で、ストラテジーの講義で「アライアンス」がどうだとか「シナジー」がどうだとか言われても、「偉い人がどこかで勝手に決めていることだ」と、私にとって「リアル」ではなかった。

では、これまでの自分にとって遠かった内容を「リアル」に感じるようにするにはどうすればいいのだろうか?

一つ、ある課外活動でヒントを得た。私は日本人のクラスメイトとチームを組んで、ビジネスコンペティションに参加している。実際に起業を見据えた「リアル」なビジネスプランを立て、どのように経営していくかを考える。すると、講義の内容が、規模感は違うが、「リアル」に思えてくる。マーケティングはどうする?戦略は?ファイナンスは?どれもこれも実際に企業を経営するには必要な要素である。

講義でビジネスの理論を学び、ビジネスコンペティションでそれらを適用してみる。適用するにあたり、情報が足りなければ「唯我独学」で追求する。あくまでシミュレーションの域を出ないだろうが、「リアル」を感じられそうだ。お、なんだかMBAがより楽しみになってきたぞ。

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