バルセロナ、楽しんでる?

バルセロナに住み始めて、5ヶ月が過ぎようとしている。

クリスマスブレイクの帰国前に、バルセロナ中心部で家族や友人へのお土産を買った。もともと帰国の予定はなかったのだが、手首を骨折したのと姉の出産が近いため帰国することにしたのだ。実に3ヶ月ぶりのショッピングだった。2時間程度だが久しぶりに街を歩いて、バルセロナの美しさに改めて気付かされた。人が比較的少ない静かな日曜日の午後は雰囲気が落ち着いていて特段に心地いい。

ここ3ヶ月を振り返ると、私はバルセロナの生活を十分に満喫できていなかったように思う。平日は学校と下宿の往復で他の活動ができなかった。休日もグループワークや課題に追われるか、もしくは疲れて下宿でおとなしくしているかで、プライベートの活動はほとんど何もしていなかった。東京で仕事をしていた時よりも充実していない。プライベートの時間が充実していないと、人生の質は落ちるってものだ。

東京にいた時は、週末になると決まって一人ロードバイクに跨り、5キロから10キロほど街を走り、行き着いた先でカフェを見つけて勉強をしていたものである。それがMBA受験期間の楽しみだった。どうにも煮詰まってしまった時には、ロードバイクでお気に入りの場所に行き、音楽を聴きながら東京の夜景を眺めていた。それが当時の私にとっての贅沢だった。

とはいえ、バルセロナ生活を全く満喫していないわけではない。

月に一度、カタルーニャ音楽堂でコンサートやオペラを鑑賞しに行くことにしている。カタルーニャ音楽堂は世界遺産に登録されているバルセロナでも指折りの観光名所だが、現在もほぼ毎日コンサートが開かれている。私は学校のイベントで訪れる機会があり、それ以来えらく気に入ってしまった。これまで、ロッシーニのオペラとベートーヴェンの交響曲を聴きに行った。聴衆の年齢層が高めなこともあり成熟した雰囲気で非常に落ち着くのも良い点である。美しいコンサートホールで生のオーケストラの演奏を聴ける。なんとも贅沢である。チケットも席を選べばそれほど高価ではないので、月に一度の楽しみとして今後も続けていこうと思う。

バルセロナといえば何と言ってもサッカーだ。骨折する前は週に一度、学校のサッカークラブで汗を流していたが、ここのところはご無沙汰である。代わりに目をつけているのが、バルサBの試合だ。バルサBとは、FCバルセロナのセカンドチームでスペイン3部リーグに所属している。将来有望な若手選手が多く在籍しており、サッカーファンにとっては心くすぐられるチームである。しかもチケットは10ユーロ前後と、格安である。これまで一度観戦しに行ったが、バルセロナにいないと味わえないような地元感の強い雰囲気で、とても気に入っている。時間が許す限り観戦したいと思っている。

さて、今後バルセロナを満喫するために何をしていこうか。

いくつかアイデアがある。私の遊びというのは基本的に散策である。親しい友人とも遊びに行く時は大体知らない街を散策しに行っていた。ただ散策するだけでも十分楽しいのだが、何かテーマを決めて散策するともっと楽しめる。今考えているのは、バルセロナの全ての地下鉄駅を制覇することである。調べたところ、209駅あるらしい。これらを全て散策し、写真とともに記録するのである。

もう一つは、散策がてらお気に入りの場所を見つけることである。私はこれまで住んできた街それぞれにお気に入りの場所があった。東京では晴海埠頭、芝公園、城南島海浜公園がそうだったし、札幌では円山の頂上がそうだった。これらに共通するのは、人が少なく、夜景が綺麗な場所だというである。おそらく今後も学校生活で行き詰まることがあるだろう。そのような時に一人で心を整える場所が必要なのだ。人がいない静かな場所で何も考えずに夜景を眺める。これが私にとって最大の鎮静剤なのかもしれない。

バルセロナは美しい街だ。もっと知りたいし、もっと愛着を持ちたい。2019年、バルセロナはおれの庭。

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